k.onoderaの映画論

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演技: 現代にはびこるシステム?

「欲望(DESIRE)」という名の電車は、たしかにニューオリンズに実在したらしい。
地元にもそういう交通機関があればいいのに。
欲望という名のバスとか、絶望という名のメトロとか。

恥ずかしながら、この「欲望という名の電車」の戯曲の内容は断片的にしか知らなかった。
今回、エリア・カザン版の映画で初めてちゃんと鑑賞したけど、テクストがめちゃくちゃに面白いね。
設定の作りこみや推敲が膨大になされたんだろうなと思う。

聞くならく、監督エリア・カザンは、「モスクワ芸術座」のコンスタンチン・スタニスラフスキーという演技の鬼を信奉していたらしく、彼の唱えるスタニスラフスキー・システムから生み出した、「メソッド演技」なる演技テクニックを役者に実践させてたとか。
「メソッド演技」とはなにか。

外面的にそれっぽいステレオタイプな演技をするのでなく、役柄の内面に肉薄し、深い理解のもと、その役を演じる。…ということらしい。
簡単にいうと、「役のフリをするのでなく、役の人物そのものになってしまえ」っていうことかな。
そのために、実際にその役柄の生活を体験してみるとか、役柄に似た境遇の人に会って話してみるとか、いろんな方法でキャラクターの本質を掴み取らねばならないらしい。


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