最近心身共に疲れており、映画館に行くどころではないので、Yahoo!動画やDVDを観て済ませたりしてる。
ところで、「DVD・ビデオやインターネットでの映画視聴など邪道」と考える人は狭量だと思う。
確かに大部分の映画は、「映画館で観られること」をまず第一に想定して作られている。
大画面であることや、フレームの比率、発色、音響などを考えると、映画館で観れば大筋(劣化はあるものの)、製作者の意図に近いかたちでの鑑賞はできる。
だが例えばゴダールは、ロカルノ映画祭に自身の作品を発表する際、批評家を家に呼び、「俺の家で、最良の状態で作品を鑑賞しなければだめ」と、自分のアトリエで上映会をやったという話だ。
ゴダールとコネクションを持って、ジュネーヴのゴダール邸に行って鑑賞しなければ、ゴダールの映画について理解することができないというのは、一般のわれらにとっては酷な話である。
われら庶民が、「映画は映画館でなければ語る資格なし」と目くじらを立て、いじめ合うことはないじゃないか。
劣化の程度が違うだけだよ。…と、思う。
もっと言うと、それなら画集を観て絵画は判断できないし、TVでスポーツ中継を観てもプレーを判断する資格はないことになってしまう。MP3プレイヤーなんて、もってのほかである。 |